小説・ラノベ・アニメ・漫画の感想・おすすめブログ

小説・ラノベ・アニメ・漫画・ドラマ・映画などについて感想を語ったり、おすすめを紹介したり、その他いろいろ書き記すブログです。

ライトノベル

2020年4月に読んだ小説・ライト文芸・ラノベ

馬路まんじ『底辺領主の勘違い英雄譚』(オーバーラップ文庫) 2020年4月に読んだ小説(一般文芸・ライト文芸・ライトノベル)を、あらすじと一言コメントを付して紹介します(ネタバレなし)。 ※初読の作品のみ列挙しています。再読したものは含まれていま…

2020年3月に読んだ小説・ライト文芸・ライトノベルのおすすめ

相沢沙呼『マツリカ・マジョルカ』(角川文庫) この記事では、2020年3月に読んだ小説(一般文芸)・ライト文芸(キャラクター小説)・ライトノベルを、あらすじと一言コメントを付して紹介します。 ※女性が主人公(語り手)の作品には「★」を付しています…

アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」第9話のちょっとした感想

アニメ「俺を好きなのはお前だけかよ」については感想記事を書いてこなかったのですが、第9話については特に思うことがあったのでここに記すことにします。 ※筆者は原作未読です。誤解があったらごめんなさい。 ※筆者の人間観が反映されていますのでご留意…

伊藤ヒロ『異世界誕生2006』――ライトノベルの新境地を拓いた作品を読みませんか?

異世界誕生2006 この作品は、発売翌日くらいにはもう読了していたのですが、今の今まで上手く記事をまとめられませんでした。「何を書いてもネタバレになる」「とにかく読むべし」「この感情をどう表したらよいのか分からない」などの抽象的な感想が散見され…

「異世界ファンタジー」の定義問題――転生・転移モノを異世界ファンタジーと呼ぶことは文化破壊なのか?

(1)はじめに srpglove.hatenablog.com 先日、「『異世界ファンタジー』の意味を歪めることが問題である理由(追記あり)」と題する記事(2019年8月31日付〔翌9月1日午前8時最終閲覧〕。以下、この記事を「当該記事」、当該記事の作成者〔 id:srpglove さ…

ファンタジーのジャンル論・再考――「『異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー』はアリなのか?」に対するご批判を受けて

フォーチュン・クエスト (1)先日の記事に関するお礼と反省 irohat.hatenablog.com 先日、「異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー」はアリなのか?――この種のラノベには違和感を抱きませんか?」と題する上記記事を書いたところ、望…

「異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー」はアリなのか?――この種のラノベには違和感を抱きませんか?

ミノタウロス伝説のラビリンスの舞台となったクノッソス宮殿の平面図 2019年8月30日追記:この「『異世界転生しないのにゲーム的な要素が登場するファンタジー』はアリなのか?」という記事に対して、「ファンタジーのジャンル論・再考」という下記記事を書…

【はめふら】アニメ化も話題のおススメ漫画『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』――悪役令嬢モノの一番人気ここにあり!

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった… 「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門で第4位を獲得した人気作品です! (1)基本情報 『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』 原作:山口悟(一迅社文庫アイリ…

久追遥希『ライアー・ライアー2』感想――考え抜かれた鮮やかな本格的頭脳戦!正ヒロインレースや如何に!?

ライアー・ライアー2 この記事では、『ライアー・ライアー』第2巻の感想を書いています。ほんのりとしたネタバレを含んでいるので注意してください!(ただ、かなりぼかした表現を使っているので、未読の方も読んでも問題ないと思います!)なお、これは感…

今話題の漫画版『薬屋のひとりごと』――次にくるマンガ大賞1位のこの作品をおすすめする理由とは?

薬屋のひとりごと 去る2019年8月22日、漫画版『薬屋のひとりごと』が「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門第1位を獲得しましたね。おめでとうございます!! 本作を継続購入している読者としては、嬉しい限りです! そもそも、原作小説の扱いが良かっ…

「異世界ファンタジー」の下位ジャンルの必要性――ゲーム的でない異世界ファンタジーを何と呼びますか?

ハリー・ポッターと賢者の石 2019年8月30日追記:この「『異世界ファンタジー』の下位ジャンルの必要性」という記事に対して、「ファンタジーのジャンル論・再考」という下記記事を書いたのでぜひご覧ください! 下記記事はこの記事の訂正版のような形になっ…

久追遥希『ライアー・ライアー』――最新の本格的頭脳戦ラノベここにあり!

ライアー・ライアー (1)基本情報 『ライアー・ライアー』(MF文庫J、2019年8月現在既刊2巻) 著者:久追遥希 イラスト:konomi(きのこのみ) ジャンル:「頭脳戦」「嘘」「学園」「ラブコメ」 mfbunkoj.jp 学生同士がランクを決める決闘〈ゲーム〉を繰り…

石之宮カント『始まりの魔法使い』――原始の時代で魔法の仕組みを解明しろ!

始まりの魔法使い (1)基本情報 『始まりの魔法使い』(富士見ファンタジア文庫、2019年8月現在既刊5巻) 著者:石之宮カント イラスト:ファルまろ ジャンル:「異世界転生ファンタジー」「魔法」「ドラゴン」 fantasiabunko.jp かつて神話の時代に、ひと…

光源氏計画エンディングの倫理的許容性を考える――「養父と養娘の結婚」問題

若紫 そもそも「光源氏計画」とは? 法律から考える光源氏計画の社会的許容性 それでも光源氏計画エンディングは擁護可能か? おわりに そもそも「光源氏計画」とは? 「光源氏計画」の定義について、以下のサイトが上手くまとめてあったので引用します。 自…

異世界転生系ラノベのアイデアを考えたので誰か書きませんか?(後編)――「宗教」で型を破れ!!

異セカイ系 この記事は、昨日公開した記事の続編となっています。「異世界転生系ラノベのアイデアを考えたので誰か書きませんか?」の前後編あわせた全体の目次は以下の通りです。 (1)異世界転生ファンタジーにおける「型」と「その破り方」 (2)メタ方…

異世界転生系ラノベのアイデアを考えたので誰か書きませんか?(前編)――いかにして「型」を破るのか考察してみた

異セカイ系 「異世界転生系ラノベのアイデアを考えたので誰か書きませんか?」と銘打ったものの、これは少々ミスリーディングなタイトルです。というのも、詳しくは読み進めてもらえば分かると思いますが、一般に「異世界転生系ラノベ」として皆さんがイメー…

これから放送される予定の「女性が主人公」のラノベ原作アニメ一覧――秋2本、冬1本、時期未定3本

痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。 さて、先日は「2019年秋に放送予定のラノベ原作アニメ一覧」という記事を作成しましたが、今回は、2020年冬以降も含めて今後放送される予定の女性が主人公のライトノベル原作アニメを紹介したいと思います…

2019年秋に放送予定のラノベ原作アニメ一覧――女性が主人公のアニメは2本!

本好きの下剋上 ブログを始めた当初は、こういう記事を書く予定はなかったのですが、「女性が主人公のライトノベルはおもしろい!」なんて記事を書いたら、女性主人公ラノベの振興の一端を担おうとする者としての使命感(?)が私を突き動かしていたのです!…

はやみねかおる『都会のトム&ソーヤ』――現実世界の街中でサバイバル!

都会のトム&ソーヤ (1)基本情報 『都会のトム&ソーヤ』(まちのトムアンドソーヤ) 著者:はやみねかおる イラスト:にしけいこ レーベル:講談社YA!ENTERTAINMENT(2019年8月現在既刊16巻) 文庫版:講談社文庫(2019年8月現在既刊10巻) ジャンル:「…

松智洋『パパのいうことを聞きなさい!』――アットホームで家族愛あふれる心温まるストーリー!

パパのいうことを聞きなさい! (1)基本情報 『パパのいうことを聞きなさい!』(集英社スーパーダッシュ文庫、全19巻) 著者:松智洋 イラスト:なかじまゆか ジャンル:「アットホーム」「家族愛」「ラブコメ」 dash.shueisha.co.jp ――――――――――――――――― …

小山恭平『我が姫にささぐダーティープレイ』――ダメダメお嬢様×ダーティー執事!

我が姫にささぐダーティープレイ (1)基本情報 『我が姫にささぐダーティープレイ』(講談社ラノベ文庫、2019年8月現在既刊2巻) 著者:小山恭平 イラスト:ファルまろ ジャンル:「異世界転生ファンタジー」「執事」「暗躍」「学園」 kc.kodansha.co.jp ―…

女性が主人公のライトノベルはおもしろい!――おすすめすべき理由を考察してみた

図書館戦争 1.まずは「結論」と「おわび」と「お断り」から 2.先人はどう分析しているのか? ①女性主人公モノは恋愛以外の要素をウリにしないといけない ②女性主人公に安易なキャラ設定は使えない ③男性作家の多くは女性主人公モノを書けない 3.管理人…

唐澤和希『転生少女の履歴書』――女性主人公の異世界転生ファンタジーの決定版!

転生少女の履歴書 (1)基本情報 『転生少女の履歴書』(ヒーロー文庫、2019年12月現在既刊9巻) 著者:唐澤和希 イラスト:桑島黎音 ジャンル:「女性主人公」「異世界転生ファンタジー」「魔法」「学園」 herobunko.com ――――――――――――――――― 優秀な成績を収…

宇野朴人『七つの魔剣が支配する』――すべてのハリポタ好きにおすすめする魔法学園ファンタジー

七つの魔剣が支配する (1)基本情報 『七つの魔剣が支配する』(電撃文庫、2020年2月10日第5巻発売予定) 著者:宇野朴人 イラスト:ミユキルリア ジャンル:「ダーク・ファンタジー」「魔法」「学園」「バトル」 dengekibunko.jp ――――――――――――――――― 春――…