2020冬アニメ1話目ひとことコメント
年が明けて、2020冬アニメのシーズンになりました。ということで、第1話を視聴したアニメについて一言ずつ、(感想未満の)コメントをしていきたいと思います(五十音順)。
※特に言及がない限り、筆者はすべて原作未読(未プレイ)です。
- 異種族レビュアーズ
- 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
- 映像研には手を出すな!
- 推しが武道館にいってくれたら死ぬ
- 虚構推理
- 空挺ドラゴンズ
- 恋する小惑星
- 地縛少年花子くん
- SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!
- ソマリと森の神様
- ダーウィンズゲーム
- 22/7(ナナブンノニジュウナナ)
- ねこパラ
- はてな☆イリュージョン
- プランダラ
- 群れなせ!シートン学園
- ランウェイで笑って
- 理系が恋に落ちたので証明してみた。
異種族レビュアーズ
五十音順なのでこの作品が一番になってしまいましたw
地上波でこんなテーマの作品を放送していいんですか!? ただ、ポップなキャラデザが生々しさを軽減させているのが、唯一の救いですかね。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
フルダイブ型のVRMMOと言えばSAOを思い浮かべますが、それと比べるとこのアニメの優しい世界にホッとします。そもそも事件ばかり起きるSAOがおかしいんですよ。
私はこういうRPGをしたことがないので分からないのですが、ああいう誰も試しそうもない取得条件であっても、「ゲームバランスが崩れている」と言うのですかね?
映像研には手を出すな!
第1話ですでに「これから何が起こるんだろう?」とワクワクしています。作中で言及されている通り、テンションの上がるダンジョンが舞台となっており、映像を一時停止してその細やかな背景を仔細に観察したくなりました。
OP曲の「Easy Breezy」(chelmico)の購入はもう決まりです! 1月17日(金)から配信だそうです!
推しが武道館にいってくれたら死ぬ
ライブでアイドルの歌声とファンのコールで完成された感じになるのは面白いですよね!
虚構推理
河童の叙述トリックとか体目当てとか、2人の当意即妙なやり取りがグッときます。惚れている割にはドライな面もある琴子も素敵です。
あと、髪型といい、帽子といい、杖といい、ファッションセンスといい、琴子の全身としてのキャラデザの完成度が高くないですか?
空挺ドラゴンズ
まったくのノーチェックでしたが、かなり面白かったです! 最高の世界観です!!
CGキャラに飛行船と言えば、「荒野のコトブキ飛行隊」を思い出しますね!
恋する小惑星
副部長のキャラクターとキャラデザが好きなんですが。
地縛少年花子くん
線の太い作画と独特の色彩・演出が素敵なアニメーションです。第1話の最後の花子くん、格好良かったですね!
SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!
旧シリーズがあるらしいのですが、それを見ていなくても楽しめますね! あと歌が普通に良曲!!
ソマリと森の神様
EDクレジットに表記のあった謎のNPO法人・スーパーダディ協会は実在しているみたいですねw
ダーウィンズゲーム
このアニメについては、すでに原作漫画を数巻読んでいて、面白そうな設定とゾクゾクする展開から楽しみにしていました。
アニメ第1話を見て最初に思ったのは、なぜかシュカがやけにセクシーになっていたことです。漫画ではただ可愛い印象だったんですが、CV:上田麗奈さんだからセクシーに見えたんでしょうかね。
22/7(ナナブンノニジュウナナ)
OP/EDともに秋元康さん作詞でしたが、OPは特に秋元さんっぽさ(欅坂46っぽさ?)がありましたね! 総合プロデューサーの秋元さんがどれほど企画方針・原案・脚本に関わっているかは知りませんが、みうのアイドルをする理由は、某革命児っぽいですし(中の人由来という話も?)
この言い回しは、秋元節っぽくないですか?
この時の私はまだ知らなかったんだ。2016年12月24日、この日を境に、寒気がするほどの光と眩しいほどの闇と狂おしいほどの温もりに、この身を焦がすことになるなんて。
一番やりたくないことをやりに来ました! やりたくないことをしなきゃ大人になれないっていうのなら、大切なものを守れないっていうのなら、世界一のアイドルだって、何にだってなってやる!
ねこパラ
「ねこ」の概念を狂わせてくるアニメです。何の説明もありませんでしたが、ああいう世界線のということなんでしょうか?
はてな☆イリュージョン
原作・松智洋×キャラクター原案・矢吹健太朗という豪華タッグ! はてなのキャラクターなんかは松智洋さんらしさが出ているし、キャラデザの可愛さは安定安心の矢吹健太朗さんですね!
プランダラ
秋アニメで「戦×恋(ヴァルラヴ)」を見ていたせいか、「プランダラ」の執拗な太もも描写であっても紳士的に思えました。
群れなせ!シートン学園
オスとメスとで獣人化の度合いが全く違いますね……もちろん大賛成ですが。
それにしても、獣耳と尻尾が生えた程度であとは人間の容姿をした獣人が四足歩行をする様子には、ある種の奇妙さ、あるいは背徳感を覚えませんでしたか?
ランウェイで笑って
原作を読んでいるので、ワクワクしながら見ています。やっぱり「夢を叶える物語」は大好きです!
感想記事も書いているので、興味があったらご覧ください!
理系が恋に落ちたので証明してみた。
実写化→アニメ化という珍しいパターン(といっても、私は実写ドラマを見ていませんでしたが)。
高校が舞台のラブコメが吹き荒れる中、大学院生がメインキャラクターという点でも珍しいパターン。でも面白い!!
異種族レビュアーズ、ましゅまいれっしゅ!!、ねこパラ、シートン学園…………ケモナーアニメ多くないですか?
今期も、6話が終わった時点と、12話(最終話)が終わった時点で、こういった形の一言コメントを書こうと思います。 「ランウェイで笑って」については、各話ごとに感想記事を書くように努めます!
アニメ「バビロン」第9話を見てちょっと興奮した件
この記事は、アニメ「バビロン」の第9話の感想記事です(1週間遅いのは悪しからず)。
記事のタイトルに「ちょっと興奮した」とありますが、「曲世愛の声に興奮した」という訳ではなく、アメリカ政治が舞台となっている点に興奮しただけなのです。
The White House bans the use of personal cell phones in the West Wing in the wake of damaging reports of a chaotic Trump administration detailed in a new book https://t.co/KKNp8RwL8k pic.twitter.com/OhTHR5WpHb
— CBS News (@CBSNews) 2018年1月4日
それというのも、私は政治をテーマとするアメリカのTVドラマが大好きで、たとえば「ハウス・オブ・カード」や「サバイバー」なんかを見ているのです。まさかアニメでアメリカ政治が見れるとは思っていなかったので、第9話のホワイトハウスのシーンにはテンションが上がりっぱなしでした!
以下、アニメで追求されているリアリティを振り返ってみたいと思います。
1.閣議室(Cabinet Room)
大統領以下、閣僚(副大統領、国務長官、国防長官など)が閣議を行う部屋です(閣議以外の会議に使われることもあるようですが)。
両端に丸みのある横長のテーブルが特徴的です。窓側中央の星条旗の前が大統領の定位置です。
White House press pool has now exited the cabinet room after roughly one hour and 45 minutes. pic.twitter.com/LCwFo20EY1
— Jeff Mason (@jeffmason1) 2019年1月2日
2.大統領執務室(Oval Office)
大統領の執務室で、その卵型の形から、英語ではOval Officeと呼ばれています。大統領が国民に向けてテレビ演説する際や法案に署名する際にこのオフィスが映されることがあります。
執務机は、レゾリュート・デスクと呼ばれており、伝統と格式あるものです(映画「ナショナル・トレジャー」にはこの説明があります。面白いので是非ご覧になってください!)
The @StLouisBlues amazing comeback reminds us to never give up – and never lose faith. When you work hard, support each other, believe in yourself, and give it everything you’ve got, victory is always within reach! #STLBlues pic.twitter.com/QeF54kqUak
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年10月15日
3.日本では見ない座り方
このような、(ソファーテーブルや会議用テーブルなどではなく)個人用の執務机を挟んで座り会議をするような様子は、アメリカのTVドラマではよく見られます。日本ではあまり見かけない座り方です。
Reporters Hit White House for Not Disclosing Meeting With Saudi Defense Minister. “A meeting with a foreign leader in the Oval Office should, at the very least, be on the public schedule with a read-out of the meeting released… https://t.co/SWMfVe0zFb pic.twitter.com/12GRxHBqTi
— Naijamoon (@ErhomwonZ) 2020年1月7日
4.アメリカに息づく憲法政治
アレキサンダー・W・ウッド大統領が、「合衆国憲法で委任されていない権限は、州と人民のものだ。ハートフォードの自殺法に関して、原則的に我々がとやかく言うことはできない」と言ったのは、アメリカ合衆国憲法修正第10条に基づく発言です。
Amendment X
The powers not delegated to the United States by the Constitution, nor prohibited by it to the States, are reserved to the States respectively, or to the people.
修正第10条
本憲法によって合衆国〔連邦政府〕に委任されていない権限または本憲法によって諸州に委任することが禁止されていない権限は、各州それぞれに、または人民に留保される。
この条文から明らかなように、上記の大統領の発言は、憲法に記された連邦制というアメリカの大原則を踏まえての発言です。リアリティが追求されています。
アメリカの政治ドラマと言えば、必ずと言ってよいほど、立法(連邦議会)・執行(大統領)・司法(連邦最高裁判所)の間の対立が描かれますが、同様に、連邦政府と州政府の間の対立が描かれることも多いのです。大統領が州兵を連邦の管轄下に置いて、州知事から州兵の指揮権を奪う展開なんてゾクゾクしませんか?
以降のエピソードでもホワイトハウスが登場することを期待しています!
アニメ「ランウェイで笑って」第1話の感想・考察ーーこれはどんな物語?
この記事は、アニメ「ランウェイで笑って」の第1話の感想です。ネタバレにはご注意ください。
見逃した方については、1月13日深夜より毎週月曜深夜26:55からTVerで無料配信されていますので(https://tver.jp/anime)、是非ご覧ください!
0.基本情報
原作:猪ノ谷言葉『ランウェイで笑って』(既刊12巻、週刊少年マガジンで連載中)
アニメーション制作:Ezo’la
監督:長山延好
TVアニメ公式HP:https://runway-anime.com/
ミルネージュ公式HP:https://milleneige.com/#
アニメ第1話「これは君の物語」
相当する原作のエピソード:第1巻第1話「これは君の物語」
「パリ・コレ」を目指す藤戸千雪は、低身長というモデルにとって重大な欠点を抱えていた。周囲から「諦めろ」と言われ続けても千雪は折れない。ある日、千雪はクラスメイトの都村育人の進路調査を回収することになる。クラスメイトたちから「影が薄い」と言われている育人の意外な「将来の夢」を知った千雪は……。
1.これはどんな物語?
アニメ第1話の冒頭と末尾で明快に打ち出された通り、この「ランウェイで笑って」は、「藤戸千雪がトップモデルに至るまでの物語――そして、都村育人がトップデザイナーに至るまでの物語」なのです!
このような「夢を叶える物語」は大好きです! 夢に向かって努力する様は応援せずにはいられません!!
そしてこの物語の主人公は、千雪と育人の2人です。こうしで出会った2人はこれから、千雪はトップモデル、育人はトップデザイナーという夢のために、互いに切磋琢磨してゆく友、あるいはライバルになってゆきます。こういう「友でありライバルであり」みたいな関係、最高じゃないですか?
2.千雪に立ちはだかるファッション業界の厳しい現実
雫さんがパリコレで着ていたファッションを身に着けて面接に来た千雪に対して雫さんは以下のような言葉を放ちました。
身長をごまかすための履き方ほど醜いものはないわ。それに、服が似合うだけのモデルなんて、ごまんといるの。ショーモデルの仕事はあなたを見せるんじゃない。服を魅せるの。そのための身長、そのためのスタイル。うちはコネでどうにかできる大きな事務所じゃない。あなたにできるの? その恵まれない身長で。千雪、無理なの。諦めて。
この言葉は、モデル業界の厳しい現実を言い表しています。今後何度も言及されることになると思うのですが、モデル業界はとにかく身長がモノを言う世界であり、モデルの身長から生み出される存在感によってファッションを魅力的に見せることこそが至上命題とされるのです。
そのため、「ショーモデルの仕事はあなたを見せるんじゃない。服を魅せる」のです。アニメでは同音のセリフだったので気付かなかった人も少なくないと思いますが、ただ「服を見せる」のではなく「服を魅せる」=「服を魅力的に見せる」ことこそがモデルの仕事なのです。この「魅せる」という言葉にモデル業界の本髄が詰まっているように思われます(テレビの字幕は「見せる」でしたが、原作の通りに「魅せる」にしてほしかったところです)。
3.千雪の覚悟と情熱
育人のデザインしたファッションを着て面接に来たときの千雪の言葉です。
わたし、諦めないよ。パパがモデル事務所を立ち上げたこと、雫さんのステージを見たこと、わたしの人生全部があの場所に行きたいって叫ぶの。……だから、藤戸千雪(わたし)じゃいられないんだよ、諦めちゃったら。
そして、雫さんに「一生……叶わない夢を追いかけるつもり?」と問われた千雪はこう答えます。「叶える!一生あるんだもん!」と。
ここのセリフ、熱すぎませんか? 「わたしの人生全部があの場所に行きたいって叫ぶの」「藤戸千雪(わたし)じゃいられないんだよ、諦めちゃったら」と、自らの存在意義がパリコレモデルにあると宣言しているのです。こんな言葉、相当な覚悟と情熱がなければ言うことができません。自分自身に置き換えて考えてみると、こんな宣言をすることはかなり躊躇われます。この藤戸千雪の放つ覚悟と情熱には思わず惹きつけられ、応援せずにはいられません。
4.その名に込められた親子愛
千雪の父親が経営するモデル事務所は、彼の「人生で一番大切なもの」がその事務所名となっています。すなわち、「Mille neige=千の雪」です。
そして、千雪は千雪の方で、「スーパーモデル=パリコレで活躍するモデル」になるつもりはありません。彼女が目指すのは、「ハイパーモデル=父親の事務所『ミルネージュ』からパリコレに出て活躍するモデル」なのです!
このような、「身長=才能がない」と父親に突き放されつつも決して諦めない千雪と、千雪を出禁にせず彼女自身が諦めるまで待っている、言い換えれば娘の可能性を信じ続けている父親の不器用な関係、素敵じゃありませんか? 今後もドライかつ没交渉気味の父娘関係が続きますが、その節々に不器用ながらも親子愛を感じることができます。
5.アニメと言えば?
原作漫画は当然、白黒なので、千雪らが着るファッションがどんな色をしているのか、よく分かりません。その意味で、このようなファッション業界を描く漫画をアニメ化する意義の一つは、カラー化という点にあります。
そして、第1話ではまだ本格的には登場しませんでしたが、これから描かれるはずの千雪がランウェイを歩くシーンはまさにアニメーションの特性が活かされるはずです。期待しています!
6.原作漫画も是非読んでほしい!
アニメはカラーとアニメーションという点で優れていますが、しかし原作は原作の方で、横長長方形のいつまでたっても同じ大きさのテレビ画面とは打って変わって、コマ割りや文字の大きさなどで漫画ならではの工夫がなされた演出がなされています。ぜひ原作漫画もご覧になってください! 以下では原作漫画の秀逸な演出を紹介します!
試し読み↓(アニメ第1話に相当する部分が読めます)
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13932016480029113175
(1)158cm
まず、「そうしてわたしは――そこから1cmも身長が伸びることなく、高校3年生を迎えた」の箇所なんですが、原作漫画では、「――」の部分でページをめくることになり、「そうしてわたしは」の何気ない小さなコマから、「そこから1cmも~」の大きな見開きのコマになります。前後で差をつけるようなこのページ割り・コマ割りは、漫画ならではの効果的な手法です。
とはいえ、アニメの方もオリジナルの演出が行われていました。「そこから1cmも~」のところで画面がブラックアウトしたのも、そこから同じ高さに留まり続ける印のカットも、それを見る千雪の絶望的な表情も、アニオリでした。
(2)「無理なんじゃないの」
そして、やはり一番秀逸なのは、千雪が育人に「無理なんじゃないの」と言ったコマでした。
アニメではBGMとともに会話の中で自然に流れてゆくセリフでしたが(CV:花守ゆみりさんのセリフ運びが上手でしたね!)、漫画ではこれとは違った演出がなされていました。
それというのは、このセリフは、発言者の千雪さえ入り込んでいない小さなコマでなされたものなのです! このような小さなコマの何気ないセリフでしたので、特に気にも留めず流れるように読み進めてしまいました。
しかし、千雪が自身と育人の境遇を重ね合わることに思い至ったとき、千雪はつい先ほど育人に言った「無理なんじゃないの」というセリフを思い出します。このコマになって初めて、何気なく発された先ほどの小さなコマのセリフの意味に気付き驚きました。私が初読のときは、3回くらいこのコマに立ち返って読み直した記憶があります。この小さなコマに込められた細やかかつ効果的な演出は秀逸と言わざるを得ません。
さて、ここまでアニメ「ランウェイで笑って」の第1話の感想を長々と書いてきましたが、実は、アニメのまともな感想を第1話から書いたのは初めてです(技術的な解説に限定したものや、衝動的にワンイシュー的な感想を書いたことはありますが)。
ブログに書き綴るアニメの感想とはいかにあるべきか悩ましいところですが、何かしら書いて行ければと思っています。
次回第2話「プロの世界」は、育人を主軸としたエピソードになると思われます。ミルネージュにオファーされた育人ですが、果たして順調に事は進むのでしょうか?
第2話の感想記事はこちらから!
私の好きなイラストレーター
この記事では、私の好きなイラストレーターを紹介したいと思います。
なお、先に断っておくと、このブログの読者にはラノベ読者の方が一定数いると思いますが、どちらかと言えば、ラノベで使われるようなイラストよりも、一般文芸やライト文芸(キャラクター小説)の表紙に使われるようなイラストの方が私の好みです。
それでは、私がイラストに出会った順にイラストレーターを紹介します(まったくの素人による論評が混ざっていますが悪しからず)。
田中寛崇(たなか・ひろたか)
https://twitter.com/tanakahirotaka
私が「好きなイラストレーター」を意識し始めたきっかけとなった方です。この方のイラストを初めて見たのは、青崎有吾『体育館の殺人』(創元推理文庫)の表紙でした。
『体育館の殺人』自体おもしろかったので、この「裏染天馬」シリーズを追っていたのですが、いつの間にかそのイラストにも魅了されていました。
このイラストレーターは、四肢のラインに定評のある方なのですが、やはり私として言及しておきたいイラストの特徴は、①髪の毛の描き方と、②背景の大胆な色づかいです。
まず、髪の毛の描き方についてです。
月ノ美兎さん1周年おめでとうございます!2年目も爆走してください!めでた〜い!https://t.co/VqyJwHaM5z #みとあーと #月ノ美兎1周年企画 #にじさんじ1期生出身1周年記念祭 pic.twitter.com/vbylJfMo50
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2019年2月8日
new arrival... pic.twitter.com/vN4bAeYn1j
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2018年5月3日
こういう髪の毛の描き方をなんと表現してよいのか分かりませんが、とにかく好みです。
そして背景の大胆な色づかいも私の好みです。
『夏の魔法』(マール社「制服少女」描き下ろし作品) pic.twitter.com/Og38xQ4xtd
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2017年9月10日
【告知】12月28日〜31日まで、幕張メッセで開催されている「COUNTDOWN JAPAN 1718」にて、会場内装飾として私のイラストを高さ約2mの大きな壁面に使っていただいています!計8点で、内1点はCDJ1718のための描き下ろしイラストになっているので、是非探してみてくださ〜い! pic.twitter.com/vZfXaIZ2Xe
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2017年12月29日
『シンギュラリティ』 pic.twitter.com/mES799f5Jw
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2017年12月27日
そしてその色づかいにあっと驚くギミックが加えられた作品がこちらです。
【告知】『ちょっと一杯のはずだったのに』(志駕 晃 著/宝島社)の装画を担当しました!本日発売です。遠目にビールのように見えれば良いなと思いながら描きました。 pic.twitter.com/ZymYXNu7Sc
— 田中 寛崇/ 3日目南3"ユ"34a (@tanakahirotaka) 2018年6月6日
自身の作風にあわせて二色の色づかいを上手く使っていますよね?
uki
https://twitter.com/ukipenguin
私がこの方のイラストに初めて出会ったのは、青木裕子『これは経費で落ちません!』(集英社オレンジ文庫)でした。
その後もこのシリーズの続巻や、井上真偽『探偵が早すぎる(上下)』(講談社文庫タイガ)、秋保水菓『コンビニなしでは生きられない』(講談社ノベルズ)などで再会し、この方を認識するようになりました。
この作風をなんと言えばよいのか分かりませんが、この方の描く教科書のようなイラストが好きなようです。実際、教科書的な教材のイラストも描いていらっしゃいます。
毎年中高生向けの進研ゼミにイラスト描かせてもらってるのですが、今年度は通年で高校講座用の教材やDM用にかなり色々描いております。キャラデザもタッチもむしろバラバラで良いとのことで、普段やらない塗り方のもあったり、自由にやらせてもらっております✍ pic.twitter.com/FDw23wiCrS
— uki (@ukipenguin) 2019年4月24日
『新しい道徳』(東京書籍・平成31年度中学校道徳)の表紙イラストを担当しています。3学年分の教科書を縦に並べるとイラストがループするようにしました。https://t.co/Rjwk4h0m2F pic.twitter.com/wvHdbm3kMk
— uki (@ukipenguin) 2018年7月8日
引き続き、公務員試験『受験ジャーナル』の表紙イラストを担当しております。 29年度も大学生と動物を楽しい感じで描かせてもらっております。https://t.co/mJpFthdK9L pic.twitter.com/9IQCYeP1yQ
— uki (@ukipenguin) 2017年5月1日
ukiさんは最近、映像系のお仕事もされているそうです。
本日から放送の「約束のネバーランド」OP映像で、文字周りのデザインとモーション、色彩・エフェクトなどの最終コンポジットを担当しています。 ダリフラ以来のアニメOPお仕事で緊張しました🔥 みんな見てね#約ネバ pic.twitter.com/xsfYs5gtsi
— uki (@ukipenguin) 2019年1月10日
今放送中のTVアニメ「アサシンズプライド」OPのディレクション、コンテ演出させてもらいました。CG・モーションなど諸々はSIGNIFの荒牧さん、花坂君が頑張ってくれました。撮影は手分けしてます。よろしくお願いします🎃#アサシンズプライド pic.twitter.com/ht0ETZ8OkN
— uki (@ukipenguin) 2019年10月24日
江口寿史(えぐち・ひさし)
この方は漫画家としても有名な方ですが(『ストップ!! ひばりくん!』、『すすめ!!パイレーツ』など)、イラストレーター業もしておられます。
この方のイラストに初めて会ったのは、銀杏BOYS「君と僕の第三次世界大戦的恋愛革命」(2005年)のCDジャケットです。どこで見たか忘れたのですが、とにかく印象に残って気になっていたため、なんとかしてイラストレーターを突き止めた記憶があります。
このCDジャケットから分かるように、この方のイラストには、線は多用されていませんし、色づかいも浮世絵的です。しかし、それでも魅力的な人物像に仕上がっている様に惹かれずにはいられません。
高校生の頃から大好きなEDWINとコラボします。今日から毎週(?)月曜日にEDWINの公式インスタグラムにて江口寿史×EDWIN ジーパン女子がアップされていきますよ。お楽しみにー。https://t.co/j5oTumT9JG pic.twitter.com/DpGxHRhDhT
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2019年5月6日
吉祥寺サンロードで今日から掛かってる絵だよ。 pic.twitter.com/TgtgT9HFm5
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2019年6月30日
今夏のセゾンカード池袋の絵はこれなー。 pic.twitter.com/XAnSM6MiDg
— 江口寿史 (@Eguchinn) 2017年7月19日
この記事に挙げた5人のイラストレーターは作風に共通点がある(ように素人目には見える)ので、もしかしたら一番年上の江口さんに他の4人も影響を受けているかもしれませんね(マツオヒロミさんはそのようです)。
明石市の江口寿史先生の展覧会に行ってきました。私は結構描き込んだ絵を描いてますが、本当は江口先生の様な引き算された画面にすごく憧れてまして、今回観に行ってとても勉強になりました。…と、それはともかく!女の子が!めちゃくちゃ可愛いの!分かってたことだけど!囲まれるとほんとにヤバイ… pic.twitter.com/B472FxZGQD
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年5月16日
引き算されてるけど、すごい情報量が詰まってるな、と改めてびっくりしました。首の傾げ方、重心の乗せ方、髪の毛のボリューム感、構造、柔らかさ。それが全部線で表現されてるので、すごい情報量だけど非常にシンプルにダイレクトに美しいですよね。。神業すぎてクラクラしました。 pic.twitter.com/6JkPiu2jET
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年5月16日
かとうれい
私がこの方のイラストに初めて出会ったのは、2019夏仕様の「カルピスウォーター」「カルピスソーダ」のイラストです。青・白・肌色を基調とする爽やかなイラストに惹かれ、イラストレーターを検索した記憶があります。もしかしたら、読者の皆さんも昨夏にこのイラストを手に取っていたのかもしれません。
カルピス100周年スペシャルパッケージ『カルピスウォーター』『カルピスソーダ』のイラストを担当させていただきました。https://t.co/pv4R42Ij4V
— かとうれい rei kato (@katorei_) 2019年6月4日
こちらのサイトにて全体イラストが見れます☝︎
6/11より発売されるそうなので、お見かけの際は是非よろしくお願い致しますー!🔵
#カルピス100周年 pic.twitter.com/mnJLpDCZJN
この人の作風の最大の特徴は、必ずと言って良いほど使われている海や空の青色です。そして、この青色は、波やシャツの白色、人の肌色とあわさって、爽やかな青春模様を描き出します。
#2019年自分が選ぶ今年上半期の4枚 pic.twitter.com/2DyQlYXAJG
— かとうれい rei kato (@katorei_) 2019年7月3日
#暑い夏がやって来たので青色か水色の画像を流してTLをひんやりさせる pic.twitter.com/lUES3nxhKJ
— かとうれい rei kato (@katorei_) 2019年7月17日
2019年もあとすこしですね、今年もたくさんお世話になりました!
— かとうれい rei kato (@katorei_) 2019年12月31日
来年もより一層精進していきますので、どうぞよろしくお願いいたします🔵#2019年自分が選ぶ今年の4枚 pic.twitter.com/tr5q6TfNuI
また、この方は毎月、自身のイラストを使ったカレンダーを作成しておられるので、ぜひ皆さんも使ってみてはいかがでしょうか?
合わせて、1月のカレンダー壁紙になります!
— かとうれい rei kato (@katorei_) 2020年1月2日
是非ご自由にお使いください〜🌅 pic.twitter.com/r6kYVKoF0J
マツオヒロミ
私がこの方のイラストに初めて会ったのは、彩藤アザミ『昭和少女探偵團』(新潮文庫NEX)および同シリーズ第2巻の『謎が解けたら、ごきげんよう』です。私にとって2019年ナンバーワンのライト文芸でした。
そして最寄りの大型書店がマツオヒロミさんのイラスト集やカレンダーをプッシュしていたこともあり、帰宅してからこの方について調べた記憶があります。
マツオヒロミさんと言えば、①華奢な女性像、②クリクリした瞳、③和装・レトロな服装がその特徴に挙げられると思います。
華奢な女性像については、このランジェリーイラスト集が分かりやすいと思います。
既刊その1
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年5月8日
CHANSON SECRET
ランジェリー本です。
ランジェリーのイラストと、20世紀のランジェリーの歴史を描き起こしてみたものです。
通販はこちらhttps://t.co/9XYQNBlo9l pic.twitter.com/ZnZh4oul7B
また、クリクリした瞳は女性の可愛らしさを際立たせます。
#平成最後に自分の代表作を貼る
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年4月30日
令和も変わらずコツコツやるぞー。 pic.twitter.com/nJqTwtnPAe
マツオヒロミさんは和装を描くことを得意とされているのですが、個人的に胸に刺さったのは、先に挙げた本の表紙のセーラーワンピース型の制服のほか、この「浴衣×学帽」など和装・レトロな服装です(もしかしたら、ショートカットヘアも重要な要素なのかもしれません)。
high noon pic.twitter.com/Tb40BUKNYp
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年7月31日
7日に雅星本店https://t.co/jn1HZrmBfYさんが開催されている「ホシノイチ」にお邪魔したんですが、最高にかっこよくて麗しい店員さんがおられた!という絵です。ちょっと勝手にアレンジして描いてるんですが、赤の着物と黒い帯、黒い裾除け、という赤黒コーデにピンヒール。ボブも麗しかった…! pic.twitter.com/TOVTIG1eCD
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年3月10日
暑いですねー。今年の7月のカレンダーより。 pic.twitter.com/S1I6DTSX5o
— マツオヒロミ (@matuo) 2018年7月16日
あと、鮮やかな色づかいも素敵ですね。
枚数の少ない一年でしたが、一枚一枚思い出深いです。来年もよろしくお願いします。#今年の4枚 pic.twitter.com/XQmT7iV11S
— マツオヒロミ (@matuo) 2017年12月31日
今年は展覧会出来たし、ずっと休んでた同人誌も再開できたし、カレンダーも可愛いのできた。新しい種を蒔く、をテーマに動いて、色んな発見もあって、よく頑張った一年でした。
— マツオヒロミ (@matuo) 2019年12月30日
#2019年自分が選ぶ今年の4枚 pic.twitter.com/QM11NnkekO
これを描いたイラストレーターは誰?
下のイラストは、「キズパワーパッド スポットタイプ」(ジョンソン・エンド・ジョンソン)の外装箱に描かれていたものなのですが、誰が描いたものなのでしょうか? ざっと調べてみましたが分かりませんでした。かなり好みです!
各イラストレーターのイラストを見比べてみればわかると思いますが、私の好みには一定の傾向があるように見えます。その傾向が何なのかは、イラストに詳しくないのでどう表現すればよいか分かりませんが、とにかく、この5人のようなイラストが好みなのです!! 皆さんはこの5人の中に気に入ったイラストレーターはいましたか?
漫画『ヤンキー君と白杖ガール』が下野紘&鬼頭明里でボイスコミックに!
この記事で紹介する、うおやま『ヤンキー君と白杖ガール』(メディアファクトリーコミックス、2021年7月21日第6巻発売予定)については、以前、紹介記事を書いたことがあります。ざっくりと内容を紹介すると、「最恐ヤンキー」と「視覚障害者の女子高生」のラブコメディです。
さて、既に紹介した漫画の何を改めて紹介するかと言うと、それはすなわちボイスコミックです!! つまり、漫画動画に声があてられて、紙芝居風に見ることができるのです! しかも、そのCVは、人気声優の下野紘さんと鬼頭明里さんが担当しています!
ボイスコミックには、①通常版と、②音声ガイド風ナレーション付版の2種類があります。どちらも内容は同じ(第1巻第1話~第5話)ですが、後者には音声ガイド風ナレーションが付いています。
1.通常版ボイスコミック
通常版のこちらは、この漫画を読んだことがない人にお勧めです。黒川森生役を下野紘さん、赤座ユキコ役を鬼頭明里さんが担当されています。
2.音声ガイド風ナレーション付ボイスコミック
こちらは、この漫画のテーマに沿って、視覚障害者の人でも漫画を楽しめるように、音声ガイド風ナレーションがついています。つまり、漫画で描かれている登場人物の動きや周りの様子などの視覚的情報が音声ガイド風ナレーションで説明されるのです。
こちらの動画は、黒川森生役を下野紘さん、赤座ユキコ役を鬼頭明里さん、そしてナレーションを同じく鬼頭さんが担当されています。視覚障害者の方にはもちろん、鬼頭さんの声をより長く楽しみたい方にもお勧めです。動画を見ずにラジオのようにして聴くのも良いものですよ!
第2弾のボイスコミックも公開中!
このボイスコミックを見て続きが気になった方は、コミックス(2021年7月21日第6巻発売予定)を購入してみてはいかがでしょうか?
また、2021年10月からはドラマも放送されます!
「ヤンキー君と白杖ガール」が10月スタートの連続ドラマになります。
— うおやま🐟ヤンキー君と白杖(はくじょう)ガール⑥7/21発売 (@uoyamangamanga) 2021年7月12日
主人公のユキコ役は杉咲花さんです。す、スゴイ!😂
ドラマについての情報は、公式Twitter(@koidesu_ntv )や、公式サイト(https://t.co/vhbkWZdsqr )でチェックしてくださいませー! #ヤンガル pic.twitter.com/jG8ttdbL0A
2020年のうちに映像化が決定されるのではないかと期待している5作品
新年ということで(?)、この記事では、2020年のうちに映像化が決定(さらには2020年のうちに放送)されても良いのではないか、その可能性があるのではないか、という作品5つを紹介します。
もっとも、「映像化の可能性がある作品」というよりも、むしろ、「映像化を非常に期待している作品」という側面が強いですが……
※願望&妄想&憶測が入り混じっているのでご注意を!
1.宇野朴人『七つの魔剣が支配する』(電撃文庫、2020年2月10日第5巻発売予定)
「このライトノベルがすごい!2020」の文庫部門総合&新作で第1位を獲得したダークな魔法学園ファンタジーです。メディアミックスを十八番とするKADOKAWAがアニメ化を見逃すはずがありません。高い確率でアニメ化の話が進められていると思われます。
もちろん、ラノベの映像化の定番といえばアニメ化ですが、「ハリー・ポッター」「ロード・オブ・ザ・リング」「ゲーム・オブ・スローンズ」くらいの映像美で実写化されるのも良いと思いませんか? この想い、ハリウッドに届け!!
この作品については、紹介記事を書いていますのでよければご覧ください!
ラノベ第1巻の試し読みはこちらから↓
コミカライズの試し読みはこちらから↓
https://comic-walker.com/viewer/?tw=2&dlcl=ja&cid=KDCW_KS01201140010001_68
2.日向夏『薬屋のひとりごと』(ヒーロー文庫、2020年2月2日第9巻発売予定)
こちらの作品もそろそろアニメ化されてもよい頃合いかと思います。
中華宮廷ミステリーのこの作品は、おそらくヒーロー文庫の中で一番の人気シリーズであり、(いろいろありましたが)日本赤十字社とコラボしたり、コミカライズが2誌で並行していたり、そのうちの一つが「次にくるマンガ大賞2019」コミックス部門で第1位を獲得するなど、機は熟してきたと思います。シリーズ累計400万部だそうです!!
ラノベの映像化と言えばやはりアニメ化ですが、ファンタジーではない=魔法が登場しない中華風という作品の特性上、NHKあたりが潤沢な予算をもって実写ドラマ化しても良いのではないでしょうか?
この作品(のコミカライズ)についても、紹介記事を書いていますのでよければご覧ください!
ラノベ第1巻の試し読みはこちらから↓
https://comicawa.com/Viewer/00001-0000023362/00001-0000023362-0000000001#
コミカライズ第1巻の試し読みはこちらから↓
https://viewer-trial.bookwalker.jp/03/8/viewer.html?cid=078491d3-6782-4650-a524-c22f33c3bc9d&cty=1
3.米澤穂信「小市民」シリーズ(創元推理文庫)
人気アニメ「氷菓」(「古典部」シリーズ)の原作者として知られる米澤穂信氏のもう一つ代表的シリーズである「小市民」シリーズは、一般文芸レーベルながら(挿絵こそありませんが)内容はまさにラノベ的でアニメ化に向いた青春ミステリー作品です。「古典部」シリーズが好きな人には強くおすすめしておきます。
しかし、『春期限定いちごタルト事件』、『夏期限定トロピカルパフェ事件』、『秋期限定栗きんとん事件(上下)』、『巴里マカロンの謎(短編集)』が既に刊行されているのですが(最後者については2020年1月30日発売)、アニメ化されるとしたら、さらに何の音沙汰もないシリーズ完結編『冬期限定~』の発売が決定してからではないかと勝手に考えています。人気シリーズを複数抱えている作家はシリーズの新作が待ち遠しいですね!
小説『春期限定いちごタルト事件』の試し読み(PC版)はこちらから↓
https://binb.bricks.pub/contents/b94d328a-d5e7-4605-9068-350a1f4e563b/reader
コミカライズ『春期限定いちごタルト事件』の試し読みはこちらから↓
https://magazine.jp.square-enix.com/gfantasy/tcym/ichigo_01/
4.米澤穂信「ベルーフ」シリーズ(創元推理文庫)
人気作家の米澤穂信氏ですから、映像化の引く手は数多のはずです(既に、『インシテミル』が実写映画化、『満願』が実写ドラマ化、「古典部」シリーズがTVアニメ化されています)。
そして、まだ映像化されていないシリーズとして、先述の「小市民」シリーズのほかに挙げられるのは、「ベルーフ」シリーズなのです。こちらもミステリー作品です。
このシリーズの既刊は、『さよなら妖精』(シリーズ前日譚)、『王とサーカス』、『真実の10メートル手前』の3作品なのですが、『王とサーカス』については、2015年週刊文春ミステリーベスト10第1位、2016年このミステリーがすごい!第1位、2016年本格ミステリ・ベスト10第3位、2016年ミステリが読みたい!第1位であり、また、『真実の10メートル手前』については、2016年週刊文春ミステリーベスト10第2位、2017年このミステリーがすごい!第3位、2017年本格ミステリ・ベスト10第7位、2017年ミステリが読みたい!第1位と、各種ミステリランキングの上位にランキングするほどの人気シリーズなのです! きっと映像化のオファーは既に来ているはず!
『さよなら妖精』の試し読み(PC版)はこちらから↓
https://binb.bricks.pub/contents/5bc9bb94-3fc1-419a-8ef4-328254bd62ff/reader
5.綾辻行人『十角館の殺人』(講談社文庫)
『十角館の殺人 <新装改訂版>』(綾辻 行人):講談社文庫|講談社BOOK倶楽部
『十角館の殺人(1)』(綾辻 行人,清原 紘)|講談社コミックプラス
新本格ミステリの金字塔『十角館の殺人』が、「月刊アフタヌーン」にて驚くべきことに漫画化されていますよね!(2020年1月現在既刊1巻) この大人気大傑作が上手く漫画化されるとなれば、映像化(アニメ化・実写化)の機運も高まる!?
小説の試し読み(PC版)はこちらから↓
『十角館の殺人〈新装改訂版〉』試し読み|講談社BOOK倶楽部
コミカライズ第1巻の試し読みはこちらから↓
https://comic-days.com/episode/10834108156681817357
皆さんには、2020年のうちに映像化が決定しそうな(決定してほしい)小説・ラノベ・漫画はありますか?
「星合の空」第12話の感想とソフトテニスの解説
遅くなりましたが、「星合の空」の第12話の感想とソフトテニスの解説を記しています(筆者がソフトテニスから離れてしばらく経っていることにご留意ください)。
第11話については以下の記事をどうぞ!
1.ダブル後衛への対策
五瀬兄弟との試合の2ゲーム目の2ポイント目において、柊真と眞己はダブル後衛の戦術をとりました。柊真と眞己ふたりともが後衛ポジションになり、相手前衛を避けてボールを打ち、相手後衛を走らせてミスを待つという作戦です。この戦術は、相手前衛の頭上を越えるロブを打って相手後衛を左右に走らせてこそ役に立ちます。
しかし、2ポイント目の失点シーンのように、そのまま相手後衛のいるところに返球してしまっては意味がありません。しかも、ダブル後衛はロブを多用するという想定を働かせることができますから、このシーンのように、相手前衛は自身の守備範囲から出て積極的にラリーにインターセプトしてボレーを決めることができたのです。
2.走り回る作戦の有効性について
3ゲーム目、柊真と眞己は走り回るという戦術をとっていましたが、これは、アニメ的であり、あまり有効な作戦とは言えないと思います。
もちろん、初めて見たとき相手は少なからず戸惑いますが、上のキャプチャ画像のように、前後に走り回るという戦術においていは、コート後方に後退する際、ボールに背を向けなければならないのです。そうすると、どこにボールがあるのかを把握できないので、振り向いたときに上手く構えることができないのです。ボールに背を向けてしまえば、フォアハンド側にボールが来るのかバックハンド側にボールが来るのかさえ分からないのです(もっと言えば、コート後方にバックする必要がある場合には、ボールを見ながら半身の姿勢で後退する方が良いです)。
さらに、ボールを目で追っていても、後退しながらボールを打つというのは難しいのです。振り向いたところに都合よくボールが来れば良いのですが、そんな事態はなかなかありません。この場面では、五瀬兄弟は、柊真と眞己の後衛ポジションに下がった方へ丁寧に返球していましたが、これはなんとも優しい世界です。普通は、ネット際に前進してくる前衛の足元に強打するか、後方に後退する後衛が取れないようなショートボールを打ちます。
この走り回る作戦が通用するのは、せいぜい最初の1回だけではないでしょうか? むしろ1回くらいにしておかないと、体力を著しく消費することになります。
3.ポンポン禁止!
3ゲーム目2ポイント目のシーンですが、審判が「ゼロ―ワン」とコールした後、サーブを打つ前にラケットでボールをポンポンついていました。
しかし、前にも書きましたが、審判のコール後にポンポンボールをつく行為は、ルール違反となります(http://www.jsta.or.jp/wp-content/uploads/rule/lesson12-11.pdf)。この硬式テニスでよく見る行為は、ソフトテニスでは許容されていないのです。
4.体勢を崩しながらのレシーブ
同じく3ゲーム目2ポイント目のシーンにおける眞己のレシーブですが、ボールが思ったより遠くに飛んできて、体勢を崩しながら打つときはまさにこのような格好になります。うまくアニメで再現されています。
5.レット
3ゲーム目の3ポイント目のシーンですが、サービスがネットに当たってサービスコートに入ることを「レット」と言います。この場合、サービスはやり直しになります。サーバーはボールを拾った後、審判が「ツーモアサービス(またはワンモアサービス)」とコールしてから再度サーブします。
6.細かいけれど「チェンジサイズ」と「チェンジサービス」は違う
ファイナルゲームの2ポイント目の得点直後、審判が「チェンジサービス」とコールしましたが、このときにコールすべきは「チェンジサイズ」です。
ファイナルゲームでは、2ポイントごとに「チェンジサービス」(サービスサイド/レシーブサイドの交代)するのですが、最初の2ポイント終了後と以後4ポイント終了後ごとに「チェンジサイズ」(サービスサイド/レシーブサイドもコートも交代)もするのです(競技規則32条2項)。
7.ゲーム中の話し合いは禁止!
既に何度も指摘していますが、チェンジサービス時およびファイナルゲーム前以外は、上のキャプチャ画像のように長々と話し合う時間はありません。遅延行為として審判に注意されてしかるべき行為です(競技規則15条2号)。もちろん、アニメ的には必要なシーンなのですが。
8.後逸姿勢
ファイナルゲームの4ポイント目(五瀬兄弟が殴り合った直後)のシーンで、柊真は後逸姿勢で返球し、これをネットに引っかけて失点してしまいました。後逸姿勢になるということは、思ったよりもボールが伸びてきた=球速が速いということなのです! 上手くアニメで表現されていますね!
9.作画ミス?
ファイナルゲームの9ポイント目(カウント3-5の直後)の柊真がレシーブするシーン(レシーブしたボールはアウトとなりカウントは3-6に)ですが、上のキャプチャ画像の地点で着地したサービスはフォルト(失敗)です。
この画像ではセンターラインの左側に着地していますが、柊真がレシーブの場合は常に、センターラインより右側のサービスコートにサーブが入らなければフォルトになります。
さて、この第12話をもってオリジナルアニメ「星合の空」は、「いったん」終了だそうです。
「星合の空」は今日の12話でテレビでの放送は終わりとなりました。しかし物語にはまだ続きがあり、キャラクターたちのドラマはこの後更に動いていきます。本来は全24話の物語で、3ヶ月後にもう1クールを放送して完結する予定でしたので12話に直結する13話が存在します(続く↓
— 赤根和樹 Akane Kazuki (@Akane2514af) 2019年12月26日
今年の春に急遽全12話の放送に変更となりましたが、この作品は2年以上かけて構成を作った経緯もあるし、本編の作画作業も進んでいたので今から12話構成にするのは無理があると判断し、24話構成のまま12話まで作ることにしました(続く↓
— 赤根和樹 Akane Kazuki (@Akane2514af) 2019年12月26日
この作品は通常のアニメとは違う物にしたいとの思いもありましたので、これもまた「星合の空」らしい放送の終わり方かも知れません。自分としては後12話分のお話を作り、眞己や柊真達の未来を皆さんにお見せする機会を与えて欲しいと思っています(続く↓
— 赤根和樹 Akane Kazuki (@Akane2514af) 2019年12月26日
今はメディア自体も変化の真っ只中にあると思うので、星合の空がどのようになるかを見ていただければ面白いかとも思います。今まで星合の空を見ていただいた皆さんに続編が実現できるように応援していただけると嬉しいです
— 赤根和樹 Akane Kazuki (@Akane2514af) 2019年12月26日
筆者がソフトテニス経験者ということで、このブログでは、ストーリーには立ち入らず、もっぱらソフトテニスについての解説を書いてきました。アニメ的な演出もありましたが、基本的にはセオリーやルールに忠実でした。こんなマイナースポーツがアニメ化されるなんて思ってもいなかったので、楽しんで視聴・執筆させてもらいました!
第12話は衝撃の幕切れでしたね。「続きは未定」ということのようですが、楽しみにしています!!
「星合の空」の記事の一覧はこちらから!
「星合の空」第11話の感想とソフトテニスの解説
忙しさにかまけて記事のアップ(というか視聴それ自体)が遅くなってしまいました💦
さて、この記事には、「星合の空」の第11話の感想とソフトテニスの解説を記しています(筆者がソフトテニスから離れてしばらく経っていることにご留意ください)。
第10話については以下の記事をどうぞ!
1.ボレーをボレーで返す!?
柊真・眞己ペアの1試合目1ゲーム目1ポイント目のプレーの得点は、眞己のボレーをジョイがボレーして決めたものでした。
アニメではスローで描かれていたので分かりにくかったですが、ネット際のあの距離で相手のボレーボールをボレーで返球するのは、眞己のボレーを予測できていたとしても、かなり動体視力が良くないと無理です。つまり、ジョイは化け物なのです。
2.作画ミス?
1ゲーム目4ポイント目のジョイのサービス(レシーバーは眞己)ですが、サービスエースを取った(眞己のレシーブミス)ように描かれていますが、このサービスはフォルト(失敗)です。作画ミスかと思われます。
3.遅延行為?
2ゲーム目の1ポイント目と2ポイント目の間に眞己と柊真が話し合っていましたが、これは遅延行為として審判に注意される行為です(競技規則15条2号)。話し合い(休憩)ができるのは、チェンジサイズ時およびファイナルゲーム前だけです。
話し合いが必要な場合は、数秒ですましたり、転がったボールを二人で取りに行きながら話し合うものです。
4.ジョイを相手にダブル後衛という戦略
2ゲーム目の2ポイント目以降、柊真・眞己ペアは二人ともが後衛のポジションになり、相手後衛を走らせてミスを誘うというダブル後衛の基本的戦術をとりました。
しかし、相手前衛はフィジカルエリートのジョイです。ダブル後衛ということは、相手後衛のいないところにロブを打って相手後衛を走らせることになるのですが、長身で機動力のあるジョイが前衛にいるにもかかわらず、その頭上にロブを打つ行為というのは、それなりにリスクのある戦術です。ロブが甘ければリーチのあるジョイに取られてしまいます(し、この場面でジョイは積極的にスマッシュを狙いに行くべきでした)。
相手前衛にフィジカルエリートのジョイがいるにもかかわらず、ロブを多用するのは、相当にロブのコントロールに自信がないと取れない戦術です。
5.ファーストサーブをアンダーカット
柊真・眞己ペアは、ファーストサーブをアンダーカットサーブで行うという戦術をとっていました。
アンダーカットサーブは、コントロールしやすいわりにバウンド時に大きく変化するので、特に中学生レベルだと、大きな攻撃力を有します。見栄を張ってオーバーハンドサービス(頭上で打つサービス)をするよりも、いつものセカンドサービスよりも回転を高めてファーストサーブとしてアンダーカットを打つ方が有意義な場面は多々あるのです。
6.最終ポイントの眞己のサービス
最終ポイントにおいて眞己はアンダーカットと見せかけてオーバーハンドサービスを打っていました。実はこの戦術、結構有効なんです。
アンダーカットサービスの場合、左右どちらかにバウンドして逸れてゆくサーブに対応するためレシーバーはサービスライン付近にポジショニングするのですが、オーバーハンドサービスの場合、伸びてくるサーブに対応するためレシーバーはサービスラインから離れて後方にポジショニングするのです。
すると、レシーバーは、アンダーカットだと思ってポジショニングしていたら、実はオーバーハンドとなったら、あわてて後ろに下がって構え直さないといけなくなるのです。前に進みながら打つのとは違って、後ろに下がりながら打つのは難しい行為です。眞己は良い戦術をとっていました。
反対に、ジョイは後ろの方にポジショニングしていたにもかかわらず、まったく反応できなかったのはいかがなものかと思います。ソフトテニス歴がそれなりにあれば上手く打てなくとも脊髄反射的に体が動くと思うのですが、卓球へ切り替えようとするジョイの節操のなさからすれば、ソフトテニスを1年も経験していなかったのでしょうか。
7.「なんてい」Tシャツ
部員や先生が来ていた「なんてい」Tシャツ、気になりませんでしたか?
「なんてい」とは、すなわち、「軟式庭球(なんしきていきゅう)=ソフトテニス」のことなのです! こんなTシャツ実在するのでしょうか?
(ちなみに、ソフトテニスのことを「なんてい」なんて言う人は存在しないと思います。略する場合は「ソフテニ」一択です)
第12話の記事はこちらから!
新年のご挨拶と抱負――2020年の楽しみにしているアニメ・映画・ドラマ
読者の皆様、新年あけましておめでとうございます。
おかげさまで、2019年8月9日に当ブログを始めてから、5か月ほど続けることができております。ひとえに読者の皆様の閲覧とレスポンスがあってのことです。
さて、ここで新年の抱負――と言いたいところですが、私自身は作家やアニメ制作者などのクリエイター側の人間ではなく、世に出てきた作品をこのブログであれこれ書くだけなので、抱負らしいものを持ち合わせていません。
ということで、その代わりに(?)、2020年の楽しみにしているアニメ・映画・ドラマを書き連ねたいと思います! (漫画やラノベの続刊は取り上げたらきりがありませんのでご容赦を!)
- (1)TVアニメ(2020冬)
- (2)TVアニメ(2020春以降)
- 1.「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(春クール)
- 2.「かぐや様は告らせたい(第2期)」(春クール)
- 3.「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」(春クール)
- 4.「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(分割2クール目)」(春クール)
- 5.「本好きの下剋上(第2期)」(春クール)
- 6.「アルテ」(春クール)
- 7.「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(春クール)
- 8.「進撃の巨人(第4期)」(秋クール)
- 9.「約束のネバーランド(第2期)」(秋クール)
- 10.「フルーツバスケット(2nd season)」(2020年・時期未定)
- 11.「五等分の花嫁(第2期)」(時期未定)
- 12.「Dr. STONE(第2期)」(時期未定)
- 13.「ぼくたちのリメイク」(時期未定)
- (3)劇場アニメ
- (4)実写ドラマ・実写映画
(1)TVアニメ(2020冬)
1.「ランウェイで笑って」(冬クール)
原作漫画を最新巻まで買いそろえています! 面白いです! 期待です!!
原作の試し読みはこちらから↓
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/13932016480029113175
2.「虚構推理」(冬クール)
コミカライズの第1巻を流し読みしただけなのですが、主人公の少女、岩永琴子のキャラデザが良かったですね!
コミカライズの試し読みはこちらから↓
https://pocket.shonenmagazine.com/episode/10834108156642931474
3.「映像研には手を出すな!」(冬クール)
読んだことはないのですが、原作漫画の評価がかなり良いらしく、楽しみにしています。PVのBGMの「Easy Breezy」(chelmico)がかなり気に入ってしまいました!
原作の試し読みはこちらから↓
https://bigcomicbros.net/comic/eizoken/
4.「推しが武道館いってくれたら死ぬ」(冬クール)
原作漫画は読んだことがないのですが、女オタクが女アイドルを応援するという設定が気になっています。
原作の試し読みはこちらから↓
5.「ダーウィンズゲーム」(冬クール)
原作漫画を数巻だけ読んだことがあるのですが、面白い設定とゾクゾクする展開だったので気になっている作品です。
原作の試し読みはこちらから↓
https://www.mangabox.me/reader/33034/episodes/
ここまでが2020年冬クールの期待のアニメですが、いざ並べてみると、金髪のヒロインが好きなだけじゃん!(5作品中4作品!)ということに気が付きました……
(2)TVアニメ(2020春以降)
1.「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(春クール)
原作ラノベ&コミカライズを最新刊まで読破しております。乙女ゲーム転生の筆頭作品です!
試し読みはこちらから↓
https://online.ichijinsha.co.jp/zerosum/comic/hametu
2.「かぐや様は告らせたい(第2期)」(春クール)
2019冬アニメの話題作です。原作の続きも読んでいるのですが、相変わらず面白い作品です!
3.「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。完」(春クール)
最近原作ラノベが完結しましたね。待望のアニメ完結編です。
4.「ソードアート・オンライン アリシゼーション War of Underworld(分割2クール目)」(春クール)
2019冬に放送された分割1クール目はいいところで終わってしまいました。待ち遠しいですね!
5.「本好きの下剋上(第2期)」(春クール)
TVアニメ「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」公式サイト
2019冬に放送された第1期の続きです! 楽しみです!
6.「アルテ」(春クール)
原作漫画は最初の数話しか読んだことがないのですが、16世紀初頭のフィレンツェが舞台という設定にはワクワクせずにはいられません。中世ヨーロッパを舞台としながらも、異世界ファンタジーではない(転生・転移しないし、ファンタジーでもない=魔法が存在しない)というのも、最近の流行りに対するカウンターカルチャーとして期待しています。
試し読みはこちらから↓
https://mangahot.jp/site/works/z_R0006
7.「もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ」(春クール)
「かいけつゾロリ」のあたらしいテレビアニメがはじまります!|アニメ『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』公式サイト
小学生の定番愛読シリーズなだけあって、私自身もワクワクしながら読んでいた記憶があります。大人になってからEテレアニメを見るのもどうかと思いますが、童心を思い出してひそかに楽しみにしています。
8.「進撃の巨人(第4期)」(秋クール)
この人気作品もとうとう最終シーズンだそうです。原作ベースだと残りのエピソードは多いですが、これをどうまとめ上げるのでしょうか。
9.「約束のネバーランド(第2期)」(秋クール)
ついにハウスの外の世界へ――
10.「フルーツバスケット(2nd season)」(2020年・時期未定)
2期目も連続2クールだと嬉しいです!
11.「五等分の花嫁(第2期)」(時期未定)
第1期は作画がヘタったこともあったので、時期は遅くても良いのでクオリティを!
12.「Dr. STONE(第2期)」(時期未定)
2期も連続2クールで放送されると嬉しいですね!
13.「ぼくたちのリメイク」(時期未定)
原作を読んだことがないのですが、あらすじを読んだり評判を聞いた限りでは、かなり楽しみです!
ほとんどが既にシリーズが放送されている人気アニメの続編ですが、新作の「破滅フラグ」については、知らないという方もいるかと思います。この作品(のコミカライズ)については以前、紹介記事を書いたので、ぜひご参照ください!
(3)劇場アニメ
1.劇場版「SHIROBAKO」(2月29日公開)
ついに、劇場版公開が近づいて参りました!!
2.劇場版「プリンセス・プリンシパル Crown Handler」第1章(4月10日公開)
こちらも待望の続編です! スチームパンク!!
3.劇場版「鬼滅の刃 無限列車編」(2020年・時期未定)
超絶作画を期待しています!
4.劇場版「少女☆歌劇 レヴュースタァライト(完全新作劇場版)」(公開時期未定)
続編をどのようなストーリーにするのか想像がつきません! 楽しみです!!
(4)実写ドラマ・実写映画
1.小説実写ドラマ化「アリバイ崩し承ります」(テレ朝系列、2020年2月2日スタート、毎週土曜夜11:15~)
どうやら浜辺美波さんは、本格ミステリ実写化請負人のようです(現在公開中の映画「屍人荘の殺人」も浜辺さんがメインキャストです)。高校生や大学生くらいの若い女性を探偵役とする本格ミステリにとって、若いのに落ち着いた雰囲気のある浜辺さんはピッタリなのでしょう。
2.漫画実写ドラマ化「女子高生の無駄づかい」(テレ朝系列、2020年1月24日スタート、毎週金曜夜11:15~)
2019年のアニメの中で最もよかった作品の一つである「女子高生の無駄づかい」がまさかの実写化です。最高に癖になるアニメOP曲「輪!moon!dass!cry!」を聞いて今から気分を盛り上げています!
3.ドラマ映画化「おいしい給食」(2020年3月6日公開)
2019秋ドラマのこの作品ですが、かなり面白かったので劇場版も見に行こうと思います!
4.漫画実写映画化「ぐらんぶる」(2020年初夏公開)
原作漫画やアニメは男性層がメインのターゲットですが、実写化となれば、若手俳優(の裸)を見たさに映画館に足を運ぶ女性層が(も)ターゲットになるのでしょうか? 最後に一つ要望を――――実写化でも●ですよね?
5.ラノベ実写映画化「都会のトム&ソーヤ」(2020夏公開)
現在、内藤内人役を城桧吏さん(2006年生まれ、現在13歳)が務めることが発表されていますが、高校生への設定変更ではなく、キャストの年齢を原作通りあわせて中学生という設定を守るのは素晴らしいことです。
原作については紹介記事を書いていますので、気になる方はどうぞ!
6.アメリカTVドラマ日本版リメイク「24 Japan」(テレ朝系列、2020年度・時期未定)
https://www.tv-asahi.co.jp/24japan/#/
刑事ドラマは数あれど、全編を通じて対テロをテーマにした作品は意外と少ないかと思われます(パッと思いつくのは、「外事警察」「SP 警視庁警備部警護課第四係」「BG~身辺警護人~」「MOZU」だけです。結構あった……)
そんな中で超人気のアメリカTVドラマ「24」が日本にリメイクして上陸するとなれば、期待するしかありません。「テレビ朝日開局60周年記念連続ドラマ」ということなので、製作費もそれなりに掛けられると思います。オリジナルに負けない迫力を期待しています!
既に公開されている情報によれば、「テロのターゲットは女性首相候補」で「日本初の女性首相が誕生するまでの24時間をリアルタイムで描く」らしいです。今からワクワクが止まりません! 24時間をリアルタイムで描くということは2クールドラマのようですね!
ひとつ要望を出すとすれば、主人公の所属する組織は、警察(刑事や公安)ではなく、内閣情報調査室や架空の対テロ機関が良いですね! ドラマで描かれる警察組織には手垢がたっぷりと付いているので!
テレ朝のドラマと言えば、刑事モノ&医療モノの人気シリーズの上にあぐらをかく保守的なイメージしかなかったのですが、こうやって楽しみな作品を挙げてみると、なんと3作品もありました!(というか、今まで私はテレ朝ドラマを3作品しか見たことがないです!) 期待してます!
こうして一覧にしてみると、2020年も楽しい年になりそうですね! 皆様にとって各種の映像化が成功しますようにお祈り申し上げます!! そして皆様の趣味・制作活動に充実があらんことを!
2019秋アニメ総評②――マイベスト5選
先日は、私の視聴した2019秋アニメについて一言コメントを書きましたが、この記事では、個人的なベスト5作品について感想を書き連ねたいと思います(五十音順)。
※放送が終了していない作品も選出対象です。
※シリーズの続編作品(「僕たちは勉強ができない!」など)や2クール目の作品(「Dr. STONE」など)は選出対象外です。
1.「アズールレーン」(第10話まで放送)
艦船擬人化アニメなだけあって、世界観の把握が大変でしたが、意外にもかなり楽しめました。
その楽しさの要因の一つが、キャラデザの良さです。数え切れないほどキャラクターが登場しましたが、特に重桜のキャラデザの良さが際立っていたと思います。獣人化ということは抜きにしても、空母らの和装や、重巡らが着る戦前将校風の軍服などはかなり格好良かったです。また、赤城、加賀、翔鶴、瑞鶴らの目元に朱色が差してあったのは、個人的にはかなり好みです。
マイベストエピソード:第8話「【交錯】 抱きしめて離さない」 アズールレーンとレッドアクシズの決戦においてエンタープライズが暴走した後のことです。行方不明の赤城の捜索を主張して止まない加賀、姉妹を持つ身として加賀の痛みに寄り添う瑞鶴、瑞鶴と共に殿を務め妹を守り抜く翔鶴など、姉妹愛が光るエピソードでした。あと、寄りのカットの色彩・陰影が好みでしたね。
2.「慎重勇者~この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる~」
最初は「この素晴らしい世界に祝福を!」のようにギャグに振り切った異世界転生ファンタジーなのかなと思って見てみたら、ハードな展開&シリアス要素が相当ありました。
まったくの個人的な偏見なのですが、「薄っぺらいギャグ要素」&「転生特典のチート能力で切り抜けられるほどのソフトな展開」&「申し訳程度のシリアス要素」&「とにかくハーレム」という組み合わせの異世界転生ファンタジーが少なくない中、互いに高いレベルにあるギャグとシリアスを見事に融合させた「慎重勇者」はまさにこれに対する痛烈なアンチテーゼのような作品でした。こういった作品がもっと増えれば良いなと思います。ぜひとも2期が見たいですね!!
マイベストエピソード:第11話「その真実は重すぎる」 聖哉とリスタ(とアリア)の隠された過去と因縁が明らかになったエピソードでした。聖哉がありえないくらい慎重な理由、リスタが聖哉に執着するほど好きな理由、なんだかんだ聖哉がリスタ・マッシュ・エルルを大切にしていた理由などの伏線が回収されていく様は感心してしまいました(たとえば、ヘルズファイアの重ね掛けは、敵の命が二つあるかもしれないことへの対策でした)。「聖哉とリスタが実は前世において会っていた」というのはベタと言えばベタかもしれませんが、しかし王道で感動できるものでした。そういえば、リスタルテ(Ristarte)はリスタート(Restart)のもじりという指摘もありますね。
3.「厨病激発ボーイ」
このアニメの特筆すべき点は、①女性が主人公で、②メインキャラクターは女性だけ、あるいは男性だけ、という極端な設定でないにもかかわらず、③また、スポーツものでもないにもかかわらず、④恋愛要素が(ほとんど)なく、⑤泥臭くも爽やかな学園青春モノに仕上がっていた点です。
学園青春モノと言えば、ラブコメ、スポーツ、アイドル(音楽)系、美少女萌え系が蔓延しているような気がしますが、恋愛(百合含む)要素やスポーツ要素のない学園青春モノは意外に少ない気がします。上記の①~⑤の要素を兼ね備えたアニメが再び登場して欲しいものです!(というか、2期を希望します!)
マイベストエピソード:第9話「おかけになった電話は」 文化祭を成功させるべく瑞姫や二葉らが東奔西走するエピソードでした。文化祭と言えば学校生活を代表する行事で、文化祭への参加度=青春の充実度と言っても過言ではありません。もちろん、これはまったく個人的な感覚ですが、ともかく、自分が高校生のときに学園祭を成功させるべく奔走した思い出がこのエピソードと重なって懐かしくなりました。
4.「バビロン」(第8話まで放送)
このアニメにおいて特筆すべきは、「不思議な誘引力」がテーマとなっている点です。
まず、「不思議な誘引力のある思想」について、(推奨こそしていないですが)アニメにおいてここまで過激な思想を主題化して前面に打ち出したのは珍しいことではないでしょうか。このアニメは間違いなく、(それが悪かどうかはさておき)自殺に関する議論や自殺それ自体を忌避しがちな社会に生きる我々視聴者に対して、「自殺は悪いことではない」という発想を激烈に見せつけました。もちろん、このアニメを見たからと言って自殺を前向きに考えることにはなりません。が、しかし、今後、自殺や安楽死に関する議論に接する場面において、この作品のことを間違いなく思い出すことになりそうです。
また、曲世愛も、「不思議な誘引力のある人物」です。第5話の坂部医師や第7話の九字院が語ったように、曲世愛には危険な魅力があるようです。曲世愛と面前した二人はその感覚を「性」になぞらえて語っていましたが、もしこんな人物がいたとしたら会ってみたいと思う自分がここにいるのです。男女を問わず人を誘引する魅力――危険だとは知りつつも体感してみたいものです。
マイベストエピソード:第7話「最悪」 このサブタイトルの通り、まさに「最悪」な展開ばかりのエピソードでした。アニメにおいて主人公以外の仲間が殺されるハードな展開はただでさえ多くないのに、さらに残虐な描写までありました。数話にわたって味方サイドの人間として描かれてきた瀬黒陽麻には、視聴者側も親しみを覚えていただけに、第7話のラストはまさに「最悪」でした。あのシーンを初めて見たときは、曲世愛の話がまったく頭に入ってきませんでした。視聴者が親しみを覚えた登場人物が残虐に殺されるなんて、滅多にないストーリー展開です。こんな展開のアニメが増えてほしいとは思いませんが、ご都合主義・優しい世界が少なくないアニメの世界においては、強烈な一撃となる作品です。
5.「本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません」(第13話まで放送)
剣と魔法の物語=バトルばかりの異世界転生ファンタジーがあふれる昨今の状況の中において、「本を読みたい」という一貫したテーマの下で、派手なアクションシーンこそありませんが、しかし丁寧かつ綿密なストーリーが描かれています。
また、ファンタジー作品らしく、魔法も登場するには登場するのですが、むしろ主人公は魔法を自由自在に操るような存在としては描かれていません。この点も他の異世界転生ファンタジーとは一線を画しています。
こういった、魔法も剣技も格闘も得意でない「知識チートのみ」の異世界転生ファンタジー作品は、アニメ・ラノベともに少ないのではないかと思います。しかも、「本好きの下剋上」では、転生先の人々が特異な知識を持つマインを囲い込み利用しようとするので、「知識チート転生者」もややもすれば「Googleに買収されたYouTube」「Facebookに買収されたInstagram」のようになってしまうかもしれません。「本好きの下剋上」がきっかけとなって、このような作風のファンタジーが興隆してほしいものです!
ところで、もう何度も宣伝していますが、女性が主人公の異世界転生ファンタジーの作品としては、唐澤和希『転生少女の履歴書』(ヒーロー文庫、2019年12月現在既刊9巻)がかなり面白いですよ! 詳しくは下記リンクの紹介記事をどうぞ!
2019年12月31日時点では、ここに挙げた5作品のうち、3作品はまだ放送が終了していません。首を長くして放送を待っています!