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うおやま『ヤンキー君と白杖ガール』――障害者のイメージを覆すラブコメここにあり!

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ヤンキー君と白杖ガール

 

次にくるマンガ大賞2019」Webマンガ部門で第14位を獲得した人気作品です! 

 

(1)基本情報

 

『ヤンキー君と白杖ガール』

著者:うおやま

掲載誌:WEB掲載

レーベル:メディアファクトリーコミックス(2019年8月現在既刊2巻)

ジャンル:「ラブコメ」「ヤンキー」「障害者」「四コマ漫画

「最恐ヤンキー」×「弱視女子高生」ラブコメディ!

街を牛耳る最恐ヤンキー・黒川森生(18)と盲学校高等部に通う「弱視」の赤座ユキコ(16)。出会ってしまった運命のふたり――!

 この時点で気になった方は下記サイトより試し読みしてみてください!

www.kadokawa.co.jp

  

 

(2)あらすじ

 

本作のヒロインは、赤座ユキコ(16歳)。盲学校高等部2年生で、「光は感じる」「色はボンヤリわかる」「常に真っ白い霧の中にいる」くらいの弱視を持つ、いわゆる「障害者」です。そのため、常に白杖を携帯しています。

 

そんなユキコが白杖を持って点字ブロックの上を歩いていると、ある男がその上を邪魔しており、彼女はその男のケツに白杖をぶっさします

 

こうしてユキコがぶちのめした相手は、「黒ヒョウのモリ」という通り名を持つ黒川森生(18歳)というヤンキーでした。しかし、ユキコは相手の顔が見えないため、彼の見た目なんか気にしようがありません。むしろ、そのコワモテの顔について「じゃあ口で説明しろ。想像するから」と言ってのけます。これに対して森生は、「顔にキズがあるぜ。隣町のボスとタイマン張った時の刀キズだ!!」と言って、左目の下の傷跡を示します。

 

するとユキコは、「顔にケガ!?大変じゃん。ここ?ここか?」と言って、森生の顔を掴んで触りまくります。そうなのです。ほとんど目が見えない彼女にとって、その情報は手で感じ取るしかないのです

 

女慣れしていない森生は、そんな積極的(?)な彼女に惚れてしまいます。そこから恋愛にウブな二人のラブコメが始まるのです。

 

ユキコはユキコの方で、歩行誘導のために森生の腕に抱き着いたり、食べ物を森生に食べさせるために森生の顔を掴んだり、雨降る中森生の声色をよく聞いてその感情を読み取るために森生の顔に近づいたりして、森生を動揺させます。

 

森生は森生の方で、ユキコが認識しやすいように蛍光色の服を着たり、自分の声を聴きやすくするためユキコにハイヒールをプレゼントしたりして、ユキコに気に入られようとします。

 

そんな二人のラブコメ漫画なのです!!

 

 

(3)おすすめポイント――障害者のイメージを覆すラブコメここにあり!

 

障害者がメインの登場人物となる漫画と言えば、京都アニメーションによってアニメ映画化もされた大今良時聲の形』(週刊少年マガジン、全7巻)が真っ先に思い浮かびます。

この作品に対しては、「社会派」「シリアス」「涙々の感動」という印象が強いと思います。これは『聲の形』に限らず、障害者が登場する作品一般について言えることでしょう(ちなみに、このようなイメージに対するアンチテーゼとして、NHKEテレで「バリバラ~障害者バラエティー~」という番組が放送されています)。

 

しかし、『ヤンキー君と白杖ガール』は、障害を扱った作品のそのようなイメージを覆してくれる漫画です。

 

全編を通じてコメディー要素が盛り込まれたラブコメ漫画ですので、シリアスが苦手という方にもおすすめできます。他方で、この漫画を通じて、弱視という障害について理解を深めることができるという点においては社会派な部分もあります。

 

『ヤンキー君と白杖ガール』を読めば、障害者のイメージが変わるのではないかと思います! まずは下記サイトから試し読みをどうぞ!

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