2020冬アニメの感想――16作品ひとことコメント
少し遅くなってしまいましたが、この記事では、2020冬アニメについて一言ずつ感想コメントを書きたいと思います!(五十音順)
- 異種族レビュアーズ
- 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
- 映像研には手を出すな!
- 推しが武道館いってくれたら死ぬ
- 虚構推理
- 空挺ドラゴンズ
- ゲゲゲの鬼太郎(6期)
- 恋する小惑星(アステロイド)
- SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!
- スター☆トゥインクル プリキュア
- ソマリと森の神様
- ダーウィンズゲーム
- ネコぱら
- 群れなせ!シートン学園
- ランウェイで笑って
- 理系が恋に落ちたので証明してみた。
異種族レビュアーズ
例によって五十音順なのでこの作品から(笑)。アニメ史に残る挑戦的な作品であることは言うに及びません。
しかし、エロ以外にも注目すべき点はあります。ファンタジー作品(特にアニメ・漫画・ラノベ)は相当数ありますが、この作品は他のどの作品よりも様々な種族に深い考察が加えられていたのです。各種族についてその特性をここまで掘り下げたファンタジー作品は珍しいのではないかと思います(もちろん、掘り下げた方向性はアレですが)。
痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。
正直なところ、最初の数話で見るのを止めようかと思っていました。俺TUEEEならぬ私TUEEEは、女の子が主人公であってもキツいものがあるからです。2019秋アニメの「私、能力は平均値でって言ったよね!」みたいにギャグ要素がなければ主人公の男女を問わず厳しいのかなあと思っていました。
だけど、中盤まで見てみると普通に楽しめるようになってきました。その理由は明確には説明できないんですけど……。ともかく、制作決定された第2期が楽しみです!
映像研には手を出すな!
第3話、第7話の水崎氏のアニメーションにかける想いに溢れた回は心動かされました!
あと、金森氏のようなキャラは今まで出会ったことがなかったので新鮮でしたね。
推しが武道館いってくれたら死ぬ
第1話を見たときは「クセのあるキャラデザだなあ~」と思っていたのですが、慣れてくると普通に可愛いですね!
原作者がいうように「アイドルとオタクの理想的な関係」が描かれていて素敵でした。良作アニメではおじさんキャラが活躍すると言いますが、この作品でもクマサさんが最高のオタクでよかったです。
アニメを通して個人的に応援したくなったのは、空音と文(あや)です。私自身はアイドルと握手したことはないのですが、天性のアイドル性をもつ空音に神対応されたらきっと基さんのようにガチ恋してしまうかもしれないですね。文のあのキャラはかなり好きなんですが、現実のアイドルとしては一番いないタイプのキャラなんですよね~。だからますます好きになるというか。
虚構推理
全12話中9.5話ほどが鋼人七瀬編に費やされましたね。ミステリーですから伏線を張るために省略はできないとはいえ、テンポ感に欠けざるを得ない挑戦的な脚本構成と言えそうです。しかし、岩永琴子の手によって虚構が放たれ出すと、加速度的に面白くなってゆきました。
そもそも、ミステリー(特に解決編)は映像映えに欠けるシーンばかり続くのがネックなのですが、この作品は見事にこれを克服していましたね(「氷菓」を思い出します)。ミステリーなだけあって、岩永琴子のセリフ量が半端なかったです。
さて、鋼人七瀬編は、多重解決モノに分類されるミステリーでした。「本格ミステリとしての完成度が異常に高いな~」なんて思っていたら、原作小説は本格ミステリ大賞受賞作なんですね! 本格ミステリとしてのこの作品の位置づけは下記記事参照(筆者は私ではありません)。
空挺ドラゴンズ
ジローとカーチャの恋模様が好きでした。カーチャが街に残ったのにはもの悲しさが残りましたね……
ゲゲゲの鬼太郎(6期)
深夜アニメではないのですが、今年3月をもって2年間にわたる放送が終了したのでここで感想を。
個人的な話をすると、記憶のある限り(少なくとも小学生以降は)、私は日曜日の朝にテレビアニメ(や特撮)を見るという習慣はありませんでした。そんな中で2年前から見始めたこの作品ですが、大いに楽しませてもらいました。子供向けの枠にもかかわらず、むしろ深夜アニメ的な現代社会への風刺にあふれた作風はかなり好みでした。
個人的なベストエピソードは、ねこ娘のバレンタインループ回です。30分という短い枠で見事にループものを描き切った脚本構成は見事です。他には、学校の怪談、目玉おやじの肉体復活、妖怪漫画家、子ねこ娘、外国人労働者チンさんなどが印象に残っていますね。第7期は2030年? 期待しています。
恋する小惑星(アステロイド)
容赦なく時間が進んで3年生が卒業してしまうスピード感は、「小惑星を見つける」というテーマに対して真摯さを感じました。
桜先輩が好きだったので、主人公かと紛うくらいのエピソードがいくつかあったのは嬉しかったですね!
SHOW BY ROCK!! ましゅまいれっしゅ!!
4人の仲が深まってきて、ルフユに対して他の3人が「何でもかんでもルナティック」でいじる展開が好きでした。
結局、この作品の曲を4つも購入してしまいました。OP曲「ヒロメネス」、ED曲「キミのラプソディー」、第1話挿入歌「エールアンドレスポンス」、第6話挿入歌「十六夜ゐ雪洞唄(マシマヒメコ ver.)」の4つです!
スター☆トゥインクル プリキュア
こちらも深夜アニメではないのですが、今年2月をもって1年間にわたる放送が終了したのでここで感想を。
個人的な話になりますが、プリキュアシリーズを見たのは本作が初めてでした。前作の「HUGっと!プリキュア」がネット上で度々話題になっていて気になっていたので本作を見始めた次第です。
女児向けアニメということは、未就学児~小学生あたりを対象としているはずですが、存外に難しい要素が出てきたような気がします。カッパードの「プリミティブ(原始的な)」という言葉は大人でも分かる人は少数派な気がしますし、最終話の夢オチ的な展開は子供には難しいと思います。やっぱり大きなお友達向けでは……?
ちなみに、現在放送中の「ヒーリングっど♡プリキュア」も見ています。
ソマリと森の神様
当初は父親と娘のほんわかストーリーかと思っていましたが、「人間が捕食対象」という設定を知ってからは、何気ないシーンにも緊張感が出てきましたね。
原作がどうなっているのかは把握していませんが、どうせなら来るべき「最期」を見たかったところです。
ダーウィンズゲーム
媒体の種別を問わず一時期は大いに流行ったデスゲームジャンルですが、最近では落ち着いてきたところにこの作品が登場しました。やっぱりデスゲームは面白いですね!
でも相変わらず主人公は(強過ぎるというよりは)運が良過ぎではありませんか? なんであんなに銃弾が当たらないんですかね。やっぱり最強シギルはシュカの「クイーン・オブ・スローン」じゃないですか?
ネコぱら
今期アニメの中で一番ED映像が好きでした。ネコたちの成長記録は微笑ましいかったです。
あと、「ネコ」概念、ひいては「人間」概念を考えさせられるアニメでしたね!
群れなせ!シートン学園
ジンの獣に対する容赦のない姿勢は好きでした。あと、ED曲も含めてランカの声(CV:木野日菜)はハマリ役でしたね!
個人的には、「ネアンデルタール人は現世人類との生存競争に敗れた」だけでなく、「最新の研究では現生人類にはネアンデルタール人の遺伝子が混じっていることが判明している」という要素を盛り込んでほしかったです!
ランウェイで笑って
この作品は今期の私の贔屓作品ということで、各話ごとに感想記事を書きました(ランウェイで笑って カテゴリーの記事一覧 - 小説・ラノベ・アニメ・漫画の感想・おすすめブログ )。育人も千雪も心も応援したくなる作品でした。それだけに、最終話の結果発表は心苦しいものがありました。
テンポが非常に良かったため原作9巻までがアニメ化されましたね。原作漫画は15巻まで出ているので是非手に取ってみてください!
理系が恋に落ちたので証明してみた。
どんなイロモノかと思っていたら、上質なラブコメでした。高校生のラブコメ作品ばかり溢れていますが、(ラブコメに限らず)大学が舞台の作品をもっと見たいですね!
さて、以上が2020冬アニメの感想です。春アニメも楽しみですね!
ちなみに、私の春アニメ の贔屓作品は、「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」です! 第1話が既に放送されましたが、質も評判も上々ですよ!!