【はめふら】オープニング映像の魅力を語ってみる【乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…】
現在放送中のアニメ「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(公式略称:はめふら)ですが、質も人気も上々のようで原作ラノベ&コミックスの読者としては嬉しい限りです。
さて、そんな「はめふら」ですが、オープニングの映像と曲、最高ではないですか? というわけで、この記事ではその魅力を語ってゆきたいと思います。
ちなみに、OP映像は、ノンテロップver.がYouTubeにアップされていますのでご覧になってみてください!
まず、イントロは、カタリナが転生した乙女ゲーム「FORTUNE LOVER」のスタート画面から始まります。ゲームを舞台とする世界観の出発点が上手に表現されていますよね。
ちなみに、ノンテロップver.だと、クレジット表記の代わりにスタート画面の選択肢が現れます。芸が細かいです!
そして次のカットで一瞬だけ悪役令嬢然りとした表情のカタリナが現れます。本来であればカタリナはこういう顔をしていたはずです。前世の記憶を思い出したためにアホっぽい表情ばかりするようになりましたが……
次いで、アップテンポのイントロにのせて、ゲーム/物語のメインキャラクターが登場します。カタリナが前世の記憶を思い出してから出会った順番ですね。アップテンポなメロディーにあわせて左右交互にキャラクターの位置が入れ替わるので見ていてテンポ感が良いですね!
イントロの最後にはタイトルロゴが打ち出されます。ちなみに、このフォントと色づかいコミックス第1巻を基にしているみたいですね(「破滅」の文字にはアレンジが加えられているようです)。
Aパートの始まりは、前世の記憶を取り戻した幼少期のカタリナです。農機具を持ってすっかり「おもしれー女」になっています。
次のシーンは歌詞に合わせて鍬が回転します。芸が細かい!
そして幼少カタリナはジオルド対策用の蛇のおもちゃを振り回します。本人がいたって真面目な表情なのがいいですよね。
すると、この蛇のおもちゃが母親のクラエス夫人に見つかり、カタリナは怒られます。一時停止してみて気付いたのですが、父親のクラエス公爵からクラエス夫人にハートマークが飛んでいますね。ちなみに、カタリナの傍付きメイドのアンは、誰よりもカタリナガチ勢ではないかとの噂があります(原作参照)。
今度は幼少カタリナがまるでGのように木登りをします。
歌詞に合わせてマカロンが登場します。このOP映像の中で一番目立つようにOPテーマのクレジットが表記されます。ノンテロップver.だと単なる不可思議なマカロンの登場になってしまいますね。
そして例によってマカロンを食べ過ぎた幼少カタリナはお腹を壊します。
サビ前には、歌詞に合わせてカタリナとマリアがティーカップに乗って回ります。歌詞と互いに無表情なところを見ると、本来のゲーム世界における二人のライバル関係が描写されているのでしょうか?
サビ前のダダダダーン(ベートーベン「運命」)のところではカタリナ脳内会議のメンバーが登場します。
そしてサビ部分はOP映像の中で個人的に最も好きな箇所です。カタリナが各登場人物と一緒になって順番に登場する中で、登場人物ごとに幼少期と15歳の両パターンを揃えつつ、登場人物/年齢がかわる際にキャラクターの動作がバトンされているのです! この発想とギミックはかなりお気に入りです。
一人目はジオルドです。幼少期ではジオルドはカタリナに振り回されていますが、15歳になると二人は優雅に踊っています。
二人目はキースです。ジオルドとのダンスシーンからバトンして、今度は幼少キースがカタリナの腕を引っ張って二人は向き合います。そして幼少カタリナはキースを背負うのですが、次の場面では二人の位置が入れ替わり15歳になったキースがカタリナを背負います。
三人目はアランです。幼少期における二人の勝負の舞台となった木の上からカタリナが飛び降りると、15歳となったアランがカタリナをお姫様抱っこで受けとめます。カタリナのポニーテールが素敵です!
四人目はメアリです。最初は目に涙を浮かべた幼少期の弱気なメアリの接写から始まりますが、15歳になって強かに成長したメアリはカタリナとダンスするまでになります(第3話参照)。この場面の背景はメアリの緑の手が活躍した畑のようですね。
五人目はニコルです。メアリとのダンスシーンからバトンを受け取り、今度は幼少期のカタリナとニコルが向き合います。ぐるっと画面が回転すると二人は15歳と16歳になって、カタリナはニコルの魅力にやられてしまいます。
六人目はソフィアです。ニコルの魅力にあてられたカタリナが座った先は幼少期のソフィアの隣です。共通の趣味であるロマンス小説を掲げると、二人は15歳になります。ここのカタリナの服装は部屋着もしくは寝間着でしょうか?
サビ間に登場するのはマリアです。マリアの実家にて得意のお菓子作りでカタリナを喜ばせています(第5話参照)。なお、マリアは幼少期にカタリナと出会っていないので幼少期の場面はありません。
嬉しい出演なのがあっちゃんです。彼女は前世のカタリナのオタク友達であり、「FORTUNE LOVER」をカタリナに勧めたのはあっちゃんなのでした。手に持っているのは攻略本のようです。
文字通りの破滅フラグも立てられます。
そして満を持して登場するのは、魔法学園の生徒会長のシリウスです。
存在感のない監督クレジットの上に登場するのは、前世のカタリナ(右)とあっちゃん(左)です。前世のカタリナの顔はアニメ終盤に見られると思います。
最後はメインキャラクターたちの挨拶で終幕となります。マリアだけは平民出身なので、他の7人とは違って貴族式の挨拶をしていません。
とまあ、オープニング映像の魅力を語ってきました。オープニング曲「乙女のルートはひとつじゃない!」(歌:angela)は既にリリースされているので、是非購入してみてください!
それでは次の記事までごきげんよう!
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