2019夏アニメ総評①――マイベスト５選
2019夏アニメが次々と最終話を迎えていますが、私の個人的なベスト５が出そろったので感想を書き連ねたいと思います（順不同）。
①「ダンベル何キロ持てる？」
第１話から最終話まで安定して面白く、また勉強になるアニメでした。なぜかは分からないんですが、何度見ても筋肉ネタは笑ってしまうんですよね！
ちなみに、ネット上ではひびきや立花先生が人気だったようですが、私のお気に入りキャラクターは朱美です！
マイベストエピソード 第１話「筋トレやってみる？」 軽快なOPとED、躍動する筋肉はもちろんですが、やはり朱美のキャラクター・容姿・声には心を掴まれました！ 第１話にして今期で一番好きなキャラが見つかりました！
②「Dr. STONE」（１クール目）
（おそらく偶然だとは思いますが）良くも悪くも現代文明の知識と経験をもって転生・転移先の異世界で無双するというような異世界ファンタジーがあふれている中、それとは差をつける形で、きっちりと科学に焦点が当てられている様や、科学に対する情熱が描かれている様には好感が持てました。
連続２クールというのも秋アニメへの楽しみが増えますね！
マイベストエピソード（その１） 第９話「この手に科学の灯を」 電気を生み出し光を灯した回でしたが、実際に光が灯ったシーンは鳥肌モノでした。改めて科学の偉大さを思い知るエピソードでした。
マイベストエピソード（その２） 第11話「CLEAR WORLD」 ガラスを生成する回でしたが、同時にスイカのためにメガネを作る回でもありました。私自身も近眼で視力矯正をしているので、一番心を打たれたエピソードでした。
③「彼方のアストラ」
SF（というより少年少女の宇宙冒険譚）、ギャグ、ミステリーが見事に組み合わされた作品でした。前半の各話で伏線が張られ、後半の各話でそれが回収されてゆく様はお見事としか言いようがありません。話数が進むにつれて加速度的に面白さが増してゆきました。ミステリーファン必見のアニメです！ きっちりと後日譚を描いた爽やかなエピローグも良かったですね！！
マイベストエピソード 第９話「REVELATION」～第10話「CULPRIT」 後半の各話はどれも伏線回収ばかりでゾクゾクしっぱなしだったのですが、特に、第９話終盤から第10話前半にかけての地球に関するエピソードが個人的には最高でした！ このエピソードを見て、SFミステリーの大傑作であるJ.P.ホーガン『星を継ぐもの』（創元SF文庫）を思い出しました。読み返そうかな……
④「荒ぶる季節の乙女どもよ。」
「女子を主人公」にして、「性」に焦点を当てる、という多くのラブコメにはない尖ったアニメでした。メインキャラクターたちの少女たちは「恋愛が性に振り回される」という可笑しな状況に陥ってしまうのですが、真面目に自分自身と向き合って成長を重ねてゆく姿には共感が持てました。ラブコメの歴史に名を刻む傑作と言っても差し支えないでしょう！ 原作・脚本を務めた岡田磨里氏には脱帽しかありません！！
マイベストエピソード（その１） 第１話「豚汁の味」 初話にして、官能小説の朗読会をしたり、エロチャットをしていたり、「破瓜」や「出し入れ」という下ネタが出てきたりしたのですが、最後の最後で泉がアレをしていた様子を見せられたのには笑うしかありません。第１話の掴みとしては過去最高のような気がします！ あんな尖った描写を見せられたら、次話が気になるに決まっているじゃありませんか！
マイベストエピソード（その２） 第11話「男女交際禁止令」 このエピソードにおける和紗の心情がリアリティに溢れていて共感が持てました。第12話と併せて、詳しくは以下の感想・考察記事をどうぞ！
⑤「女子高生の無駄づかい」
このアニメは基本的にギャク路線であり、それはそれで楽しく見せてもらったのですが、ところどころで決して「無駄づかい」ではないようなエピソードが混じるのが良かったですね。
バカはバカなのにバカらしく、マジョとすぐに友達になったり（第６話）、漫画家になるというヲタの夢を信じて疑わなかったりなど（第11話）、時々少年漫画の主人公っぽいことをしているのには好感が持てました。また、バカの進級が危うくなったときにヲタやロボ、マジョらが必死になる姿には絆を感じましたし（第12話）、ヲタが夢に向かって努力する姿も応援したくなりました（第２話、第11話）。
とはいえシリアスに振り切らず、毎話ギャグ路線にきちんと戻しており、制作陣は視聴者のニーズをきっちりと把握している様子がうかがえました。
ちなみに、私のお気に入りキャラクターは、リリィとマジョです！ ついでに言えば、声が好きなので葬儀屋（CV：市之瀬加那）（第１話のみ登場）にも焦点が当たって欲しかったな……。第２期を期待します！！
マイベストエピソード（その１） 第７回「やまい」 ヤマイがメインとなった回でしたが、その相方とでも言うべきワセダの行動がキレッキレだったのが見どころでした。特に、ヤマイがガスマスクを着けて教室に来たときに有無を言わさず連行したシーンや、顔はめパネルから出られなくなったヤマイとバカがそのまま登校したとき流れるように記念撮影をしたシーンは最高でした！
マイベストエピソード（その２） 第８話「みずぎかい」 時々都合が良すぎないか？という展開があったものの、アニメ的な誇張と省略だと思っていたら、まさか本編は全てバカの創作でしたね。いつもの「今からすごいこと言っていい？」からの本編だと思ったら、すべてがバカの創作というオチ。思い返せば、アバンの終わりに、バカが連投してヲタの携帯の通知が鳴り続けている描写がまさにそれを表していました。さらに遡れば、デカすぎるバカの胸については第３話のアバンでその絶壁具合いが言及されていますし、使われずに汚れた状態のプールについては、第５話のＡパート冒頭や第７話特殊ＥＤで綺麗な状態のものがきちんと映されていました。普段のギャグ路線からは予想できないほどにミステリーっぽくて大好きな回です（アニオリ回らしいですね）。
マイベストエピソード（その３） 第９話「おしゃれ」 このアニメでの私の一番のお気に入りキャラであるリリィの魅力が一番溢れていた回でした。リリィ、マジメ、ロリの夫婦感、親子感が最高でしたね！ あと、各話にちょこちょこ挟まれているリリィとマジメが二人きりで話しているパートも最高ですね！！
マイベストエピソード（その４） 第11話「ゆめ」 ヲタの可愛さが爆発した回でしたね！ 憧れの低所得Ｐとの出会いに胸高まる様子や、実際出会えてから自分語りする様子など、好きなものに対する憧れと情熱に溢れる姿は素敵でした（私自身、このように熱烈にハマった経験はないので羨ましい気持ちもあります！）
以上が2019夏アニメの総評①（マイベスト５選）です！
総評②（その他のアニメに対するコメント）は下記記事からどうぞ！
